

旧記事から新記事にSEO評価を受け継がせることができる「301リダイレクト」ってどう設定するの?具体的な書き方が知りたい!
今回は、こんな悩みを解消します。
- 301リダイレクトでできること
- 301リダイレクトの書き方・設定方法
- 301リダイレクトできているかの確認手順
- 301リダイレクトの注意点【8つ】

こんにちは!「あふたろぐ」を書いている「あふ太」だよ!
今回は、旧記事のSEO評価を新記事へ受継がせることができる「301リダイレクト」の書き方・設定方法・注意点について解説していくよ!
同じキーワードで新記事を書き直した場合は、「301リダイレクト」で旧記事のSEO評価を新記事に受継がせましょう。
「301リダイレクト」の設定を使えば、新記事のSEO評価を「0」から上げ直す手間が無くなります。
この記事では、「301リダイレクト」でできることと、ブログ初心者でも簡単にできる書き方・設定方法、注意点について解説していきます。

「301リダイレクト」は、ブログの重要なデータファイルを編集することになるから慎重に行う必要があるよ!設定を始める前に、このページの注意点をよく読んでおこう!
301リダイレクトでできること

301リダイレクトを使うと、旧記事のSEO評価をそのまま新しいURLにリダイレクトさせることができます。
「301リダイレクト」は、記事のヘッダーに含まれるステータスコードの一種で、URLが恒久的に変更される場合に利用する転送処理のことです。ブログのドメイン変更や移転、URLを正規化したい場合などによく使われます。

「URLの正規化」とは、同じ内容の記事が複数のURLで存在してる場合に、検索エンジンからの評価を1つのURLに集中させることだよ!
簡単に言うと、「301リダイレクトの設定をした記事は、Googleなどの検索エンジンからのSEO評価も含んだ状態で、ずっと新記事に転送しますよ」ということです。
実際にこのブログでも、何回か301リダイレクトのお世話になっています。
「301リダイレクト」設定例
- 旧記事(転送元)「ブログキーワードの選び方とコツ」
https://after-glow.net/seo-keyword-selection/ - 新記事(転送先)「ブログキーワードの入れ方と選定ツール」
https://after-glow.net/how-to-put-seo-keywords-in-blog/
リライトしようとしたらあまりにも修正箇所が多すぎたため、新しく書き直すことにした記事です。301リダイレクトを使って、旧記事のSEO評価を受継がせてあります。
変更後、2週間ほどかかりましたが、無事に元記事の検索順位から+10位程UPさせることに成功しました。
上記のように、「同じキーワード」で新記事を作成した場合、「301リダイレクト」を設定すれば旧記事のSEO評価を受継がせた状態にできます。
「301リダイレクト」とは
- ずっと指定URLに転送し続ける
- 旧記事のSEO評価を新記事に受継ぐことができる
- 同じキーワードで新記事を作り直した場合などに便利

リライト候補の記事の中で、書き直した方が早いレベルの記事「順位圏外のキーワード記事」などを新しく作る場合によく活用されるよ!
301リダイレクトの書き方・設定方法

ここからは、実際の「301リダイレクト」の書き方と設定方法ついて解説していきます。
「301リダイレクト」の書き方・設定方法
Step 1. ブログで使用しているサーバーへアクセス
初めに、ブログのデータを保存してあるサーバーにアクセスしましょう。
301リダイレクトは、サーバーにアップロード済みのファイルを書き換えて設定する必要があるためです。
レンタルサーバーでWordPressのブログ運営をしている方は、各サーバーのコントロールパネルや専用画面からファイルマネージャーにログインすることができます。
一般的に、レンタルサーバーの「ファイルマネージャー」という機能は、別画面で用意されていることが多いです。
例えば、WordPressのブログに良く利用されているレンタルサーバーのファイルマネージャーは、下記URLからログインできます。
各レンタルサーバーのファイルマネージャーログインURL
- コノハウィング:https://www.conoha.jp/wing/
画面右上ログイン → コントロールパネル → ファイルマネージャー - エックスサーバー:https://www.xserver.ne.jp/
画面右上ログイン → サーバーパネル → 「.htaccess」編集 - ミックスホスト:https://mixhost.jp/
画面右上ログイン → コントロールパネル → ファイルマネージャー - ロリポップ:https://lolipop.jp/
- 画面右上ログイン → ロリポップFTP → ファイルマネージャー
FTPソフトを利用している方は、普段通り「FTPユーザー名」と「FTPパスワード」を使って、レンタルサーバーのファイルマネージャーにアクセスすればOKです。

ちなみに「xserver」だと、ファイルマネージャーやFTPにアクセスしなくても、「サーバーパネル」から「.htaccessの編集」が直接の選択できるよ!
Step 2. 「htaccess」ファイルを探して開く
サーバーのファイルマネージャーにアクセスできたら、「.htaccess」というファイルを探して開きましょう。
「.htaccess」ファイル内に301リダイレクトの記述を追記して保存する必要があります。
ファイルを開くと次のように記述されている部分があるはずです。
# BEGIN WordPress
# "BEGIN WordPress" から "END WordPress" までのディレクティブ (行) は
# 動的に生成され、WordPress フィルターによってのみ修正が可能です。
# これらのマーカー間にあるディレクティブへのいかなる変更も上書きされてしまいます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule .* - [E=HTTP_AUTHORIZATION:%{HTTP:Authorization}]
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress

FTPソフトを利用している人は、一旦ダウンロードするなりして「.htaccess」ファイルが編集できる状態にしよう!次はいよいよ「301リダイレクト」の記述を書き込んでいこう!
Step 3. 「301リダイレクト」の記述を書く
次に、編集可能状態にした「.htaccess」ファイルに「301リダイレクト」の記述を書いていきます。
- 旧記事(転送元)
https://after-glow.net/seo-keyword-selection/ - 新記事(転送先)
https://after-glow.net/how-to-put-seo-keywords-in-blog/
redirect 301 /seo-keyword-selection https://after-glow.net/how-to-put-seo-keywords-in-blog
# BEGIN WordPress
# "BEGIN WordPress" から "END WordPress" までのディレクティブ (行) は
# 動的に生成され、WordPress フィルターによってのみ修正が可能です。
# これらのマーカー間にあるディレクティブへのいかなる変更も上書きされてしまいます。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule .* - [E=HTTP_AUTHORIZATION:%{HTTP:Authorization}]
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
redirect 301 /seo-keyword-selection https://after-glow.net/how-to-put-seo-keywords-in-blog
「.htaccess」ファイルに「301リダイレクト」の記述を書き終えたら、忘れずに「更新・保存」しましょう。FTPソフトを利用している方も、「保存」して「アップロード」すするのを忘れない様にしましょう。

301リダイレクトの設定は、何回かやってるうちに慣れてきて簡単にできるようになるよ!
301リダイレクト設定後の確認手順

301リダイレクトの設定を書き終えたら、実際にリダイレクトが動作するか確認してみましょう。
リダイレクトのチェックには、「リダイレクトチェッカー」というツールが便利です。
まず、下記のURLにアクセスします。
- リダイレクトチェッカー
https://abashi.net/redirect-checker
ツールページが表示されたら、URL枠内に、転送元のURLを入力して「チェックする」をクリックしましょう。

ページ下部の、リダイレクトステータス部分の表示が「301」になれば成功です。


もし設定が間違っていると、検索エンジンからの評価が下がってしまうよ!確実に転送されているかの確認をしておこう!
301リダイレクト設定の注意点【8つ】

ここからは、301リダイレクトの設定時に注意するべきポイントを紹介していきます。設定前に把握しておきましょう。
1. 301リダイレクトができないサーバーもある
レンタルサーバーの環境によっては、そもそも301リダイレクトの設定ができない場合があります。
301リダイレクトなどの転送設定はWebサーバとしての機能なので、前提としてリダイレクトの設定が利用できることが最低条件です。
分からない場合は、サイト管理者・レンタルサーバー管理者に問い合わせて、条件を確認してから設定するようにしましょう。
2. 検索順位が下がる可能性もある
SEP評価を受継ぐことができる301リダイレクトですが、必ず検索順位が上がるというわけではありません。
逆に検索結果の順位が下がってしまい、結果的としてアクセス数が減る可能性もあります。
また「GoogleSearchConsole」などのアクセス解析を利用している場合は、転送先の新記事URLへ設定し直すことも忘れないようにしましょう。
3. 「htaccess」ファイルの編集は慎重に行う
「htaccess」ファイルの編集は、慎重に行いましょう。
「htaccess」ファイルには、転送以外にもアクセス制限や認証などの設定も記述されています。編集ミスをすると、ブログにアクセスできなくなる可能性があります。
4. 「robots.txt」の設定は解除しておく
301リダイレクトを設定する時は、「robot.txt」の設定をすべて解除しておくのがおすすめです。
「robots.txt」の設定を解除しておかないと、検索エンジンがブログの巡回をしてくれないので、301リダイレクトの反映まで時間がかかってしまう可能性があります。
「robots.txt」とは、該当のURLへクロールさせないための設定です。クロールができて初めて検索エンジンが301リダイレクトを認識します。
5. 関連性の低いキーワード記事にリダイレクトしない
301リダイレクトをかける場合、SEOキーワードの関連性が高い記事であることが理想です。
キーワードの関連性が低くなればなるほど、SEO評価の受継ぎがされなくなり、逆に悪影響となる可能性があります。
もし、関連する記事がないのであれば無理に301リダイレクトをかけずに、「404」などで記事自体にアクセスできなくしてしまう方が良いでしょう。

「404」とは、URLのページが存在しない場合に表示されるページのことだよ!
6. 301リダイレクトをトップページに集中させない
旧記事の301リダイレクトをブログのトップページに集約させないようにしましょう。
トップページへのリダイレクト集中が検出されると、強制的に「404」で処理される可能性があります。
また、先ほどお伝えした通り、関連性の低いキーワードの記事へリダイレクトしたとしても、SEO的な効果はほぼ期待できないのでやめておきましょう。
7. 何回もリダイレクトを繰り返さない
何回も連続して301リダイレクトを繰り返すのはやめましょう。
Googleは連続でリダイレクトできる回数に制限を設けているため、一定回数以上のリダイレクトが続くとエラーとして扱われてしまいます。
「A記事→B記事」で301リダイレクトし、そのまま「B記事→C記事」へリダイレクトしている。この状態を「リダイレクトチェーン」と呼び、Googleでは連続10回までしか処理されません。

長いリダイレクトチェーンは、読者のブログ閲覧速度の低下に繋がってしまうから注意しよう!
8. リダイレクトがループしないようにする
2つの記事間で、リダイレクトがループしてしまわないように注意しましょう。
リダイレクトのループが発生すると、強制的に「リダイレクトが繰り返し行われました。」というエラーページが表示されるようになっています。

「A記事 → B記事 → A記事」というように、同じ記事間でリダイレクトを繰り返してしまう状態のことを「リダイレクトループ」と呼ぶよ!
もし、自分のブログでリダイレクトループを発見した場合は、原因となった記事のリダイレクト設定を見直す必要があります。「htaccess」の編集が必要な場合は、慎重な対処が必要です。
リダイレクトループは、読者のブログ閲覧にも支障がでてします。ですが、発見しても焦らず「慎重に」対処するようにしましょう。
【まとめ】301リダイレクトで旧記事のSEO評価を活用しよう!
今回は、「301リダイレクト」の書き方・設定方法・注意点について解説しました。
ブログ記事の修正がリライトで済まない場合、新記事を作成した方が早い時もあります。
そんな時「301リダイレクト」を使うと、旧記事のSEO評価を新記事に受継がせることが可能です。
特に、301リダイレクトの設定は、「htaccess」ファイルの編集でミスしないように注意が必要です。また、設定が終わったら、しっかりリダイレクトができているか確認するようにしましょう。
301リダイレクトを有効活用して、新記事の検索順位UPを狙っていきましょう。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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