

ブログのSEOキーワードってどうやって選べば良いの?記事はしっかり書けてるはずなのにアクセス数がまったく上がらない…
こんな悩みをもつ方のために、
- ブログキーワードの選び方
- SEOキーワードを選んだ後にやるべきこと
について解説していきます。

こんにちは!「あふたろぐ」を書いている「あふ太」です!
ボクは現在、法人サイトを2件(委託)、個人のブログを2件(自営)、運営してるよ!(運営期間:2年~6年)
SEOの決め手は、「キーワード選び」です。
どんなに良い記事を書いても、間違ったキーワード選定では検索の表示順位は上がらず、アクセス数も増加しません。
そこでこのページでは、SEOで第一に考えるべき「キーワードの選び方」について詳しく解説していきます。
正直、根本的なルールさえ分かってしまえば、SEOキーワードの選定はそれほど大変な作業ではありません。
このページで、SEOキーワードを選ぶコツが分かるようになれば、あなたのブログのアクセス増加の手助けになります。また、「キーワード選定が終わったあとにやるべきこと」についても解説していきますので、是非最後まで目を通してみてください。
では、早速、SEOキーワードの選定方法について見ていきましょう。
Step.1:どんなキーワードを狙えば良いか

初めに、そのブログのキーワードになりそうな候補を出していきましょう。
例えとして、
- ブログ:小型の家電紹介ブログ
- ジャンル:コンパクト家電全般
- 目的:1人暮らしを始めたばかりの層
上記のような家電レビューブログで考えてみます。
ここで重要になるのは、「どんなキーワードを狙えば良いのか」ということです。
ブログで狙うべきキーワードは目的で決まる
ブログの読者を増やすためにはSEO対策が必要になります。
そしてSEO対策としてキーワードを的確に選定することで、そのブログを読んで貰いたい読者層を狙い撃ちすることが可能です。
家電レビューブログの場合、家電を売ることが目的になるので、ネット通販で家電を探している読者を増やすことが目的となります。
この場合、「家電 1人暮らし まとめ」などのキーワードで検索上位を目指していけば、徐々に家電が売れるようになるでしょう。
上記のように、ブログの目的によって狙うべきキーワードが決まります。
ザクっとキーワード候補を出してみる
ブログに関係するキーワードを片っ端から出してみましょう。
初めはSEOキーワードかどうか気にしなくても大丈夫です。
例えば、以下のような感じで箇条書きにしてみてください。
- 「家電」「まとめ」
- 「おすすめ」「家電」
- 「便利」「家電」
少しでも関連すると思ったキーワードであれば、すべて書き出しましょう。
候補のキーワードを実際に検索してみる
キーワード候補を出したら、Googleでの検索結果を見てみましょう。
例えば、「便利」「家電」でGoogle検索をしてみると、以下のような結果になります。

- 【1位】販売サイト
- 【2位】販売サイト
- 【3位】ブログ(メディア)
- 【4位】ブログ(メディア)
確認するポイントとして、1~5位以内にブログ(メディア)の記事が入っていれば上位表示が狙えるでしょう。
また、上位表示されているブログがどんな内容の記事を書いているかも確認しておきます。
この場合「生活に役立つ家電」「ギフト向けの家電」についての記事が上位表示です。
上記のポイントに注目しつつ、全体的に人気のある記事の傾向をチェックしましょう。
読者がどんな目的で、そのキーワードを検索しているのかが分かるようになります。
Step.2:候補の中からキーワードを選び出す

次に、先ほど候補として出したキーワードから、さらに的を絞っていきます。
キーワードの絞り込み手順はこの2つです。
- キーワードリサーチツールでサジェストキーワードを調べる
- Googleキーワードプランナーで検索頻度を調べる
キーワードリサーチツールでサジェストキーワードを調べる
まず、関連性のあるキーワードを無料の「キーワードリサーチツール(ラッコキーワード)」で調べましょう。
この作業で、実際に検索される可能性の高い関連キーワードを知ることができます。

キーワードリサーチツール(ラッコキーワード)を使うと、サジェストキーワードだけでなく、関連性のあるキーワードも調べることができます。
上画像の緑枠内は「サジェストキーワード」と呼ばれる部分で、Googleでの検索時に表示される検索頻度の高い予測キーワードのことです。
同時に、関連性が高いと予測されるキーワードも50音順で表示してくれます。
また、「Yahoo知恵袋」や「教えて!Goo」で質問されている内容も表示可能です。実際に読者がどんなことで悩み、検索しているかも調べておきましょう。
Googleキーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを調べる
キーワードリサーチツールで関連キーワードを調べ終えたら、次はGoogle広告の中にあるサービス「Googleキーワードプランナー」で検索頻度を調査します。
この「月間平均検索ボリューム」とは、検索エンジンで月間に検索される回数のことです。
競合する強豪ブログよりもSEOでアクセスを集めるためには、適切なキーワードを選んでブログを成長させていく必要があります。
- 適切な月間平均検索ボリュームのキーワードを選ぶ
- 関連する記事を書き貯める
- 検索頻度の高いキーワードを狙って記事を書く
上記は一般的なブログSEO強化の手順です、基本として覚えておきましょう。
各関連キーワードの調べ方は、まずキーワードリサーチツールの「全キーワードリスト(重複除去)」をクリックしてコピーします。

次に「Googleキーワードプランナー」にアクセスし、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。

コピーしたキーワードリストを、キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に、ペーストし「開始する」ボタンをクリックしましょう。

すると下の画像のように調査結果が表示されます。

また、上部の日付リストから調べたい期間を指定することが可能です。「過去12ヵ月」程度で表示させ、右上のボタンからダウンロード保存しておきましょう。
以上の操作で、キーワードリサーチツールで調べた候補キーワードの「検索頻度」を調べることができます。

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Step.3:取得したキーワードデータを整理する

次は、ブログ記事作成の優先順位を決めるために、サジェストキーワードを種類ごとに分けましょう。
サジェストキーワードの分類は、
- 階層表示されている同系統キーワードの整理
- 検索ボリュームが100~1,000回のキーワードから記事を書いていく
といった手順で進めていきます。
階層表示されている同系統キーワードを整理する
サジェストキーワードの整理は、「表計算ソフト(Microsoft Excel か Googleスプレッドシート)」を利用すると楽です。
まず、先ほどダウンロードしたキーワードの保存データファイルを、 Microsoft Excel か Googleスプレッドシート で開きます。

キーワードプランナーでダウンロードする時に、「Googleスプレッドシート」で保存を選択すると、そのままスプレッドシートで開くことができるよ!(要Googleアカウント)

上画像はGoogleスプレッドシートでキーワードのデータファイルを開いた状態です。
リストをよく見ると、「同系統の需要」があることが分かるので、これを下の画像のように整理していきます。

キーワードを整理する際、
- 同系統のキーワードを分ける
- 記事にするキーワードを色付け
をしておきましょう。
ここで分けたキーワードで、ブログの記事を作成していくことになります。

シート上でキーワードの整理をしていると、読者の需要がだんだん分かってくるよ!
検索ボリュームが100~1000回のキーワードから記事を書いていく
キーワードの整理ができたら、「月間平均検索ボリューム」を参考に、ブログ記事作成の優先順位を決めます。
優先的に記事を作成するべきなのは、検索ボリュームが100~1,000のキーワードです。
これには以下の理由があります。
- 100以下:検索結果上位に表示される可能性が高いが、読者需要が少ない
- 1,000以上:競合が多く、検索結果上位に表示されにくい
まずは、検索ボリュームが100~1,000のキーワード【1つ】につき、【1つ】のブログ記事を書いていきましょう。
1つのキーワードに対して、2つ以上の記事を書くのは避けるようにします。
ここで重要なのは、検索ボリュームが100以下のキーワードでも、上位表示されれば収益に繋がる場合があるということです。
キーワードデータリストの「競合性」に注目してください。
「高」となっているものは、ライバルも上位を狙っているキーワードです。

参考がほぼ「高」なので分かりにくいかもしれませんが、例えば「一人暮らし 便利 家電」を見てみると検索ボリュームが 50でも競合性が「高」です。
また、「広告の入札単価」の 229という表記は、簡単に説明すると、過去にこのキーワードで広告を出して1クリックされた場合にかかった金額です。(入札単価が高いと、それだけ広告主も多いということ)
つまり、検索ボリュームが少ないキーワードでも「1人暮らし 便利 家電」で上位表示されれば、ブログの収益になる可能性があるという予想ができます。
初めは、検索ボリュームが100~1,000範囲の、収益に繋がりやすそうなキーワードでブログ記事を書いていきましょう。
Step.4:選定したキーワードでブログ記事を書く

次は、ブログの記事作成です。
原則、【1】つのキーワードに対して、【1】つの記事を書いていきます。
記事作成時の要点は、
- 読者像と検索目的を考える
- 検索ボリュームの大きい記事に内部リンクを貼る
- ロングテールキーワードの記事も作成する
この3つです。
読者像と検索目的を考える
実際に記事を書くキーワードを選んで、以下の2つについて考えてみましょう。
- 読者像:その記事を読んで貰いたい人
- 検索目的:その読者が何を求めているか
例えば「一人暮らし 便利 家電」で検索する人は、一人暮らしをこれから始めるか、既に一人暮らしをしている人です。
検索目的は、サジェストキーワードと検索結果から想定します。

サジェストキーワードの候補を表示させてみると、
- プレゼント:贈り物に向いている
- おすすめ:持っていると良い
- 調理:主婦層、料理向け
などの目的で検索されていることが分かります。

そして、検索結果上位の記事に着目してみると、
- コスパに優れている家電
- おしゃれな家電
- 生活の時短になる家電
などについて書かれているものが目立ちます。
以上の情報から、どんな読者がなんの目的で検索しているのかを考えてみましょう。
顕在ニーズ
- コスパが良く、生活の時短になるような一人暮らし向けの便利家電が知りたい
- 一人暮らしの部屋に合うおしゃれなデザインの便利家電が知りたい
潜在ニーズ
- 一人暮らしに便利な家電を的確に選び、生活を快適にしたい
健在ニーズとは、読者が自分の求めている物やサービスを自覚している場合のことで、サジェストキーワードや検索結果で探ることができます。
一方、潜在ニーズとは、読者が自分の欲求を自覚していない状態のことで、本質的に求めていることです。
今回の例えだと、一人暮らしに便利な家電を的確に選ぶことによって、生活を快適にしたいという目的になります。
この「読者像」と「検索目的」が明確になってから、ブログ記事を書くようにしましょう。

ブログ記事の書き方のコツや詳しい内容については、記事の構成方法【7つ】と書き方のコツ!
や、ブログ記事でより多くの読者をつかむための要素とコツ!を参考にしてね!
検索ボリュームの多いキーワード記事には内部リンクを集中する
検索結果で上位表示さるためには、内部リンクを上手く利用しましょう。
検索ボリュームの多いキーワードは、1つの記事だけで検索結果上位をとるのが非常に困難です。
内部リンク設置の際、Googleが関連する記事だと判断できるように、内部リンクを設置してツリー構造にします。

上画像のような形に記事同士をリンクさせるのが「ツリー構造」です。
目的のキーワード記事から、関連キーワードの記事を枝分かれ状に内部リンクさせるため、その形状から「ツリー構造(木)」と呼ばれています。
「便利 家電」のような検索ボリュームの多い記事をアクセスアップしたい場合は、関連記事としてボリュームの小さい記事を先に紹介していきましょう。
目的の記事と関連する記事を、内部リンクで繋ぎましょう。
ロングテールキーワードの記事も作成する
ビッグキーワードのような検索ボリュームの多いキーワードを検索結果上位に表示させる場合は、ロングテールキーワードの記事も書くようにするとより効果的です。

上画像の通り、人気はなくとも多少の需要があるキーワードのことを「ロングテールキーワード」と呼びます。
先の「関連記事」と合わせてロングテールキーワードの記事も書いていくと、より隙間の無いツリー構造を構築することが可能です。

ロングテールキーワードを使ったSEOについてや、選び方のコツは、【検索上位を狙うためのブログSEO】ロングテールキーワードの選び方!を参考にしてね!

記事へのキーワードの入れ方については、【ブログSEO】検索上位を狙う!キーワードの適切な入れ方とおすすめの選定ツール【2つ】で詳しく解説しているよ!
選んだSEOキーワードを最大限に活用しよう

選んだSEOキーワードで記事を書いたあとは、以下の 3つを継続しましょう。
SEOキーワードを選んだその後は
- SEOキーワードの検索順位をチェックする
- 定期的にSEOキーワードの更新をする
- 関連記事を増やしてビッグキーワードの上位表示を目指す
SEOキーワードの検索順位をチェックする
SEOキーワードの検索順位をチェックして、記事のリライトに役立てます。
ブログの記事は公開後、2~3か月ほどで順位が安定してくるのでそのタイミングの測定結果を参考にしましょう。
キーワードの検索順位測定には、専用のツールを使用します。
このブログのおすすめは「GRC」というSEO検索順位測定ツールです。
導入方法や使い方の解説は、【SEO効率化】検索順位チェックツールGRCの使い方とおすすめの設定方法解説!を参考にしてください。
検索順位の測定結果によって、記事のリライト方法が異なってきます。
ここでは、「GRC」を利用して得られた3つの測定結果と、それぞれの対応方法について解説していきます。
100位圏外の場合

測定結果が100位圏外のキーワードは、そもそも記事の内容と選んだキーワードがマッチしていないことが考えられます。
圏外のキーワードに関しては、同じキーワードで新しく書きなおした記事に「301リダイレクト」させるのがおすすめです。
ブログの記事を新しく書き直す場合「その記事を読んで貰いたい読者像」と「読者の検索目的」を、もう一度しっかり考えてから記事を構成しましょう。
30位以内の場合

測定結果30位以内に入っているキーワードは、上位表示できる可能性が高いです。
10位以内も狙える状態なので、優先的にリライトしていきましょう。
ただし、1,000以上の検索ボリュームがあるキーワードの場合だと、1つの記事だけで上位表示させるのは難しくなるので、ロングテールキーワードの関連記事を量産しつつ、内部リンクで記事のアクセスを上げる必要があります。

30位以内のキーワードでは、基本的に記事のボリュームを増やすようにリライトしてみよう!
10位以内の場合

測定結果が10位以内のキーワードは、現状でSEOが高水準を保てています。
ここからは、他の上位表示されている記事との競り合いになり、
- 被リンクを増やす
- サイテーション効果
- ドメインパワー
など、自身で改善できない部分が影響してきます。
被リンク:他のメディアから、自分のブログへリンクしてもらうこと
サイテーション:SNSでブログ名が言及されるだけで検索結果に影響があること
ドメインパワー:検索エンジンからのブログ信頼度のこと
10位以内のキーワードに対しては、リライトを重ねて記事を改善することと、Twitterなどを活用してサイテーションや被リンクの増加を狙っていくのがおすすめです。
定期的にSEOキーワードの更新をする
SEOキーワードの更新は、定期で行う癖をつけましょう。
ブログの規模・更新速度にもよりますが、カテゴリーの記事作成からリライト作業までがひと段落するくらい(4~5か月)周期が目安です。
定期的なSEOキーワードの更新は、
- キーワード選定力が上がる
- 新しいキーワードが見つかる
- 検索目的の変化にすばやく対応できる
という利点があります。
中でも、新しいキーワードを早く見つけることは、競合よりも先に検索上位を狙うことができる大きなメリットです。
また、キーワードの選定は、繰り返し行うほど慣れていくので、定期的に見直して質を上げていきましょう。
関連記事を増やしてビッグキーワードの上位表示を目指す
先にもお伝えした通り、ビッグキーワードで書いた記事を上位表示させるためには、1つの記事だけではなく、多数の「関連記事」を作成し、内部リンクで誘導しましょう。
【まとめ】ブログSEOは継続していくことが大切
今回は、ブログSEOの決め手となる「キーワードの選び方」について解説しました。
SEOキーワードを選ぶ手順は、
- 狙うキーワード候補を全て出す
- 候補の中からキーワードを選び出す
- 取得したキーワードデータを整理する
- 選定したキーワードでブログ記事を書く
上記の【4つ】です。
ブログSEOはキーワードの選定が命です。
キーワード選定が上手くできていない記事は、どんなに内容が良くてもアクセス数が上がりません。
しかし、Googleの更新や競合ブログの増加など、変化する状況に素早く対応し続けることができれば、確実に良い結果がでる部分でもあります。
本気でブログのSEOを考えている方は、今回の記事を参考に、記事の品質向上を継続していきましょう。
今回も、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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